働き方改革
今月の一言
今年に入り、時がたつのも早いもので5月となり、今年は特にGW中の稼働現場は少なかったような気がします。大型物件のなかには、4月28日から5月6日まで9日間の連休を取る現場もありました。少し前の時代では考えられない現場の休日の取り方です。
我々協力業者からしてみれば、元請ゼネコンの方針に従うしかなく、その現場で働きたくとも働くことが出来ないのです。どうしても働きたい人は、他の働ける現場を探さなければなりません。現場の中には月給制で働いている人、請負いで働いている人、常傭で働いている人、入り混じっています。
休みが多すぎるからいけないとか、休みが無いからいけないとか、立場立場によって考え方は変わってきます。今は大手ゼネコンを中心に、上から現場監理者に対して、休暇取得や閉所日の増加を求めてきているのです。また、それをしないと所長にペナルティが発生することもあると聞いています。
政府が進める『働き方改革』が浸透してきていますが、なぜか矛盾を感じることがあるのではないでしょうか? 大手社員だけが優遇されていると感じられ、中小企業や個人事業主にとっては、収入面から考えるとメリットが無いように思われます。もっともっと働きたい人は多いはずです。
この『働き方改革』は、働かない日本人をつくりあげ、弱い日本に落とし入れたい隣国の陰謀と考えるのは私だけかもしれませんが、米国のエリート達は、日本をはるかに上回る長い時間働いている事実を知らなければいけません。今後、技術力と生産性のある業者しか、最後まで生き残れることは出来ないのではないでしょうか?
働き方に関しての大きなテーマは、解決方法、着地点は難しいと思いますが、時短に振り回されるのではなく、生産性を高め、よりお客さまに認められるような仕事をしていきたいものです。