時代をつなぐ
今月の一言
何かひとつ新しいことを始めようとすると、必ず否定的な意見があって、反対する人が現れてきます。新しいことを始めることによって不利益を受ける人が出てきて、全員が利益を受けることはないのです。それでも総合的に考え、変化し続けなければ、組織は衰退してしまうのではないでしょうか?
人は、変化することを嫌います。現状維持で仕事をしている方が楽なのです。大概の場合、新しいことを始めることで、一瞬は仕事量が増え、成功するか失敗するか不安になり、途中やめてしまおうか心が揺らいでしまうことがあります。信念を持って行動できる人間になりたいものです。
我々の業界でも、新しい取り組みが始まっています。国交省や厚労省が指導している保険未加入対策は、当初、我々の業界では難しいとか、うまくいかないとか、否定する意見など、いろいろ言われていました。しかしお役所は本気を出したのです。前に立ちはだかる障害を乗り越え、現在軌道に乗ってきたのです。
これからも、どんどん変化していくのではないでしょうか? 煩わしい事が増えていく中、人のせいばかり言うのではなく、おかれている環境の中で何が一番ベストなのか考え行動していく事が大切になると考えます。お役所は、我々に利益になることばかりは言ってきません。不利益になることの方が多いのです。理不尽なことも受け入れないといけません。
お役所の本気度を参考にしながら、我々は時代をつなげていかなければいけません。若手の採用や育成が業界で最重要課題のひとつになっています。自分たちだけが良ければいい、このままで良いという考えでは、未来は良くなりません。変化していく事を恐れずに行動に移していきたいものです。