解釈する能力・理解させる能力
今月の一言
『言葉の使い方はみな違います。』 『同じ言葉でも受け取り方が違います。』若い営業マンが、職人さんやお客さんに納得してもらえないのに、上司が説明したらすんなり納得してしまった。そのようなケースは誰でも体験しているのではないでしょうか?
理不尽な事ですが、人によって態度を変えてしまう人は多いと感じます。伝えたい事が同じでも『言葉の使い方は違う』のです。その人との関係や歴史、経験年数、信頼されているかどうかで捕え方が変わるのです。その事で悩みを持っている人は多いのではないでしょうか?
『みんなが同じ感じ方をするに違いない』と思いこみがあるほど、言葉は通じにくくなります。『もしかしたら、あの人には伝わってないかもしれない』と疑っている人ほど、伝えるのが上手いと言えるかもしれません。自分の言葉で相手がどう感じているか? 相手の目を見ながら判断できて誤解を与えない人間になりたいものです。
社会生活をしている職場では、元請、下請の関係などで、まだまだ自分の方が人間的に上だと勘違いしている人は少なからずいます。絶えず上から目線で話をして、自分に対してNOと言わせない方向に仕向けて自分が優位に立とうとするのです。頭にきたり、へこんだりしてしまった体験は誰でもあるのではないでしょうか?
世の中にはいろいろな考え方の人がいます。本当に嫌な人間もいます。それは避ける事はできません。逃げる事が出来ない状況では、大人の対応で自分自身が成長するしかありません。自分の実力を身につけ、人の話を解釈する能力を高め、自分の話を理解させる能力を身につけていきたいものです。