お知らせ

2011年7月

今月の一言

仕事に於いて、如何に『ムダ』をなくしていくか? と云う『問い』は、会社経営に限らず、我々が社会生活を送るうえで、永遠のテーマになっています。取引先の協力会の中でも、『無駄をなくす検討会』をテーマに委員会を立ち上げているゼネコンもあります。成果が出ているかどうかは、良く分からない点がありますが、意識を持つこと、その意識を共有することに関しては、大いに意義のあることだと感じます。

 

我々の会社の中には、引き揚げてきた材料(倉庫)や工事完了した図面や関係書類等々、いつかは役に立つかもしれない、必要になるかもしれない、と考え知らぬ間に大量のものが整理もできずに身の回りに残ってしまう事が日常化しています。

仕事をスムーズにこなしていく為には、物を探す時間を少なくする必要があります。引き揚げた材料が整理されている、書類関係が整理されている。そのような業者の方が、業績が良くなるのは言うまでもありません。時間軸で判断して、期間を決めて処分することがポイントになってくるのではないでしょうか?

 

『ムダ』に関連して『ミス』を起こさない為にはどうするのか? 確認をすることが重要になりますが、確認の方法も『まず、疑ってかかる』事が大切です。東大の合格者の多くは、自分の回答を確認する時、この回答は間違っていると『疑ってかかる』事をやるそうです。間違い探しをすることによって完璧な回答になるそうです。自分の回答に自信を持ってしまうと、落とし穴にはまってしまうと云うのです。

我々の仕事は検査を受ける時など『間違い探し』の連続です。『疑う』というのは、いい意味に捉える事に抵抗がありますが、人を疑うのではなく、自分の行動を疑ってみることで『ミス』は激減するのではないでしょうか?