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段取り次第

現場の中には、まったく段取りが上手くいかず後手後手に回り、工期も無くなり清算においても散々な思いをすることが年間を通して1~2物件出てきます。手待ちや出戻り、ダメ残し、スミ間違え、やり替え工事、とにかく工事が全く進まないのです。このような経験は誰にでもあるのではないでしょうか?

思うように現場が進まず、人を集めれば解決できるわけでもなく、前工程や取り合い工事の絡みで仕事ができないのです。現場管理者、設計、営業担当、職長、職人さん、他業種の方々、誰もがイライラして頭にきて喧嘩になる一歩手前まで発展するのです。

契約時点でこの様な事態になることを誰も予想していません。上手くいって当たり前と考えているのです。不思議なもので、一度不味い段取りの罠にハマると抜け出すことが出来なく、最後の最後まで問題だらけになってしまうのです。

現場の清算時において、恐ろしく人工がかかってしまっても、手間代がしっかり払える清算をしてくれるのなら納得しますが、大概は上手く清算してくれません。現場も管理者の段取り次第で良い建物かどうか決まってしまうのです。また不出来な点を職人さんに責任を押し付けて欲しくありません。

一方、段取りが最高に良くて、管理者も、そこに入った職人さんも、関わったすべての人が気持ちの良い思いをする現場も存在するのです。何が違うのでしょうか?

当然に元請は元請でしっかり管理していると思いますが、あまりにもひどい現場があるのも事実です。このような現場にしない為の対応策はないか頭の痛いところですが、いつもいつも同じ繰り返し、運が悪かったと済ましてしまっていいのでしょうか? 協力業者として、出来ることは何か無いか、今後のためにもよく考えて実行していきたいものです。