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株価

景気の動向を知るための指標のひとつに株価があります。個別銘柄を保有し株価の変動を見て一喜一憂している方もいるのではないでしょうか? 株を売買して、自分の資産を増やしていこうと考えるのです。

2年前、新型コロナウイルスの影響を受け大幅に株価が下落しましたが、すぐに持ち直し上昇してきました。まん延防止対策や緊急事態宣言の発令で飲食店や移動の規制が入り、物やお金の流れが悪くなることで業績が落ち込む企業が増えたにも関わらず、日経平均は上がり続けました。

新型コロナウイルスで業績を伸ばした業種も一部あるのです。疫病や戦争などが始まれば、イコール景気後退するのではないか? 生活や仕事に悪い影響を与えてしまうと考える人が多いのではないでしょうか? 今回ウクライナで戦争が起きても、実際に株価は大幅には下落しませんでした。

株価を予想する専門家ではないので、今後の動きは全く判りませんが、短期的に4月は大幅な下落は無いのかもしれません。今後懸念することは、ロシアの原油や天然ガスの遮断により原油が高くなっていることです。実際には電力会社は赤字を出しながら電力を供給していると聞いています。

ロシア産の原油や天然ガスを断念することで、電気代やガス代の上昇は我慢するしかないのかもしれません。ロシアに制裁をする事でしっぺ返しを食らい、いい所取りはできないのです。これから化石燃料の確保をどうしていくか? 頭が痛いところです。

また、急激な円安になってきていることも問題であり、日本円だけがどこの国よりも安くなっているのです。米国の金利が0.5%上昇することや、更に段階的に金利を上げていくことが決定したため、米ドルが強くなってきているのです。

日本は、原油高と円安の影響から輸入に関してはダブルパンチの高値で仕入れないといけなくなっているのです。その上、運送コストもかなり高くなってきています。円安の影響は、輸出企業は潤いますが、輸入企業は価格を転嫁できなければ悲惨なことになります。

世界の情勢を知ることで、我々の日常生活にどう変化をもたらすか? 考えてみたいものです。