お知らせ

悪への備え

太平洋戦争以降、元総理が銃撃されて命を落とすことはありませんでした。日本国民だけでなく、世界中に衝撃を与えた事件が発生したのです。防ぐ方法がなかったのか本当に悔やまれます。悲劇を悲劇で終わらせないために、警備員の配置など徹底的に原因を追究してもらいたいものです。

今後この件を受けて、警備の在り方が変わってくるのではないでしょうか? 日本だけでなく世界中の要人たちの警護の強化がなされるはずです。銃規制の厳しい日本ですらこのような事件が発生したのですから。銃の規制の無い国の警護は相当覚悟をもって取り組まないと同じ事が起こるのではないでしょうか?

いつの時代においても、考えられないことは発生します。この平和な時代に戦争が起きたり、通信障害があったり、ワクチンを接種しているにも関わらず、爆発的に感染者が増えてきたり、想定外なことが、まだまだ出てくると感じます。

日本人は悪への備えが苦手なのかもしれません。物事をいい方向に考えてしまい、戦争は起きるはずないとか、携帯がつながらなくなることなど考えられないとか、地震などの災害はたいしたことないとか、日本でテロなんか起きないとか、日本を侵略してくる国などないとか、もしものことを考えることができないのです。

この世の中、良い人ばかりではありません。犯罪は無くなりませんし、周りに詐欺まがいのことを仕掛けてくる人が絶えません。事故や事件は無くならないのです。その都度、事件や事故が起きてから、その要因を追究して、再発防止など対応を考えてきたのではないでしょうか?

日本で本当に痛ましい事件が発生して残念でなりません。私自身も悪への備えができている訳ではありませんが、事件や事故に巻き込まれないよう生きていきたいものです。

安倍元総理のご冥福を心よりお祈り申し上げます。