急がば回れ

車で移動する時、ナビを利用する人は多いのではないでしょうか？　私の車には15年前のナビが付いていて、新しく開通した道の情報がなく、ずいぶん使い勝手が悪くなっています。今ではもっぱらスマホアプリのグーグルマップをナビ代わりに利用しています。

ご存じの方もおられると思いますが、グーグルマップは目的地までの道順の設定が、距離優先なのか、民家を通る狭い道や田んぼ道のような道を選択することがあり、少し回り道をしても広い道を選択してくれないのです。また、なかには高速道路優先で、恐ろしく大廻りを選択することがあるのです。

まったく信用ができずに、いつも疑いをかけながら利用しているのが現状です。山間部を走る時は、特に気を付けないといけません。恐ろしいほど険しい山道を走らされることもあり、後悔したことがあります。

この道を選んでどれほどの時間が短縮できたのか？　その時ほど、『急がば回れ』という言葉が浮かんできて失敗したことを思い知らされたことはありません。

この様な経験をした人はいるのではないでしょうか？　社会生活においても、売上げ利益を求めるあまり、信頼や信用を無くしてしまい、結局は損失を出してしまうケースです。お客様に対して言葉では勝っても、本心が離れてしまったら元も子もありません。

どう判断するかは人それぞれで正解はありませんが、商売に関しては、継続的に売上と利益を上げる『仕組みづくり』が重要になるのではないでしょうか？　結果を早く出したくて失敗することもあるのです。

仕事には、緊急度の高いもの、重要度の高いものがあります。

緊急な仕事を優先しなければならない場合もありますが、重要度の高い仕事の方が成果につながるような気がしてなりません。

『急がば回れ』ということもあると感じながら、不安な気持ちを取り除いて、成果を出していきたいものです。