心を込めてやる
家庭生活において掃除やゴミ出し、食事の用意、片付けなどの家事を頼まれることがあります。『めんどくさいなぁ』『そんなことは自分でやれよ』と思って嫌々やると、どうゆう訳か相手に自分の気持ちが伝わってしまうものです。そのような経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
家庭の事情は千差万別で、ルールは決まっていませんが、食事の用意や片付けは奥さんに任せっきりで、自分はテレビを見たりスマホをいじったりして、奥さんが家事をやって当たり前と思っているとしたら、奥さん側から見て、『なんで私ばっかりやらなあかんの』『私がこんなにやってもぜんぜん感謝してくれない』と思っているかもしれません。
小さいことの積み重なりで、少しのことで頭にきてしまうものです。社会生活においても、頼まれごとをされて、いやな顔がすぐに出てしまう人がいます。自分ばかり損をしていると考えてしまい、物事を損得勘定でしか見てないのです。意外とお願いした方も、態度を感じているのです。
職場での人間関係や友人との人間関係は、努力次第で良い関係をつくりあげていくことが出来ますが、家族との関係、親子の関係、夫婦の関係は単純な話ではなく、その関係が良くなければ、幸せな人生を送ることが難しいのではないでしょうか? 職場や友人との人間関係より最も難しいのは夫婦の関係や家族の関係かもしれません。
夫婦の関係を簡単に考えてはいけません。恋愛の最初のころは、何かしてあげたい、もっと喜んでもらいたい気持ちがあったはずです。それが、時間がたつにつれ、私がこんなにしているのに何もしてくれない、感謝してくれない、という気持ちに変わってしまうものです。
夫婦円満の秘訣はいろいろあると思いますが、何か頼まれごとがあったら、面倒くさがらずに、いやな顔をせずに、『心を込めてやる』ことが大切になるのではないでしょうか?
幸せな人生を歩んでいきたいものです。