お知らせ

定年制が無い

今の仕事をいつまで続けるのか? 会社員でしたら定年制がありますが、現場で働いている技能者には定年制がありません。足場上の作業や脚立での作業は現場によっては制限されますが、高齢だからと言って仕事ができないことはありません。建設業は他業界に比べて高齢になっても働ける業界ではないでしょうか? 若手の数が少なくなっているのも要因のひとつとも言えます。

だからと言って体が動かなくなるまで働くと言っているのではありません。働き方のステージを上げていくことを考えてみてはどうでしょうか? ベテランには今まで積み上げてきた経験や技術、知識があります。様々な現場を経験し、誰よりも先の段取りが読めるはずです。若手と一緒に作業しても、スピードで勝てるはずがありません。また勝つ必要もないのです。今まで体験した修羅場のような現場は幾つかあったはずです。その経験を生かした働き方ができれば最高です。

誰もが高齢になるというイメージがわかなく、いつまで働くのか、老後はどうするのか? 早く現役を退いて悠々自適に生活はできるのか、不安な気持ちを持っているはずです。定年後、ブラブラしている人が幸せな生活を送っているとは限りません。高齢者になってからの生き方は、人それぞれで決まっていないのです。

我々の業界は、高齢になっても働くことのできる職場です。選択することができる価値を知ってもらいたいものです。私は現在59歳ですが、現役として会員の皆さんとともに80歳までは頑張ろうと考えています。

高齢になっても働き甲斐のある業界にしていきたいものです。