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大人の対応

建設業界は癖のある気難しい人が他業種と比べると、多いのではないでしょうか? そう感じているのは私だけでないと思います。現場での作業で肉体を動かしながら、汗まみれになって精神的にも鍛えられていくのです。平成初期の時代では、上からの指示が優しくなく、いつも怒られながら仕事をしていたのではないでしょうか? パワハラまがいの事がまかり通っていたのです。

現場を任されている現場管理者(所長さん)も厳しい人が多く、話し方や言葉遣いなどきつい人が多かったように感じます。それが最近では、穏やかに話をする人が多くなったような気がします。自分が年を取ってきたのも要因かもしれません。

ゼネコンの購買部や調達部の人たちの対応も変化してきており、価格交渉の話ばかりでなく、最近の話題は何か? 情報を聞いてくることが多くなっています。以前のように狭い部屋に入れられて、提示された金額に合意しないと帰してくれないという事はもうありません。

見るからに敵意を持って接してくる人はいなくなってきているのです。好き嫌いが顔に出る人が減ってきているのではないでしょうか? 大人の対応をしているのです。 顔や言葉に出る人の方が分かりやすく、付き合いやすい場合もありますが、大人の対応をしているだけ、分かりにくくなってきているのです。

時代の変化により、コンプライアンスの問題が重要視され、話し方や話す内容で訴えられたりするので気を付けないといけません。急に人間の性格が変わるとは考えられませんが、現在を生きてく上では、当然に必要なスキルになってきていると感じます。

これからも大人の対応をする人が増えてくるのではないでしょうか?