ランナーズハイ
ランナーズハイとは、長時間走り続けていくうちに、気分が高揚していくことで、一定以上の長い距離を走っていると、さっきまで苦しかったのに突然脚が軽くなって、呼吸もラクになり気分がよくなる。どこまでも走れるような気がしてくる状態です。
何故そうなるのか諸説あり、脳内物質『エンドルフィン』が激しい運動で分泌量を増やし、気持ちを良くさせていると言われています。最近では『内在性カンナビノイド説』というものが出てきて、これも脳内麻薬に似た物質が出ているという話です。
日常生活や仕事の中でも、軽いランナーズハイの状態で仕事をしている場面があるのではないでしょうか? 期限が決められた仕事をこなすために、集中して、がむしゃらに仕事に取り組む、スイッチが入った状態で仕事を進めていき、気が付いたら恐ろしく早く仕事を終わらせていた等々・・・
ランナーズハイはマラソンだけに起こる現象ではなく、日常生活の中でも同じようなことがいくらでも起こる現象ではないでしょうか? 高速道路など長距離を移動するとき休憩も取らずに走り続けてしまって、予定より早く目的地に到着した経験は誰にでもあると思います。
また、音楽を聴くことによって走ることに没頭して、ランナーズハイの状態を維持できるのではないかとも言われています。最近はラジオなど音楽を聴きながら作業をすることが禁止される現場が多くなりましたが、以前は、若い職人さんたちが、ラジオを聴きながら仕事をしているのをよく見かけました。
作業効率を高めるためにも、いかにランナーズハイの状態をつくることができるか、考えてみてはどうでしょうか?