今月の一言     

2人の木こりがいた。1番目の木こりは、渾身の力を込めて木を切った。休憩も昼休みも取らずに、できるだけ多く木を切るために全力を注いだ。朝は誰よりも早く働き始め、夕方は誰よりも遅く働き続けた。他の木こりたちは、彼があまりにも速く木を切ることに驚愕した。

しかし、1週間が終わるころには、2番目の木こりのほうが多くの木を切っていた。1番目の木こりほど懸命に作業をしていたわけではないし、休憩も何度もとっていた。

1番目の木こりは2番目の木こりに歩み寄って質問した。『君はどうやって僕より多く木を切るんだ? 僕のほうが朝から晩まで長時間一生懸命に働いているはずなのに。もしよろしければ、君の成功の秘訣を教えてくれないか?』

2番目の木こりは一瞬考えて答えた。『成功の秘訣は特にないけれども、どれだけ作業が忙しくとも、僕は時間を取って斧を研ぐことにしているんだ。斧がよく切れれば、より少しの労力で多く木を切ることができるから』

上記のようなことは、我々現場の中にも起きているはずです。最近では、
〝お化け″〝化け物″と、いわれる、考えられないようなスピードで数量㎡をこなしている職人さんがいます。我々の仕事での『斧を研ぐ』行為は何なのか? 知る必要があるのではないでしょうか?

自分が今まで通りの仕事の〝やり方″を頑固として変えない人は、1番の木こりと同じではないでしょうか? スピードを求める〝やり方″の情報を手に入れ、一度やってみたり、木を早く切ることが目的ならば、よく切れる斧だけでなく、違った方法を考え出す等々・・・

 今回の寓話の教訓では、斧を研ぐという作業は、自分を高めるという事ですが、絶えず、現状に満足せずに、仕事をより高度なものを求めて成長していきたいものです。