今月の一言

先日、飲食関係の店舗工事に於いて、スプリンクラーの試運転をしたところ、配管からの水漏れがある事が発覚しました。調べたところ、天井裏内の配管に溶接(スパーク)したと見られる跡があったのです。

 

新設ショッピングセンターの中にある飲食店舗で、天井裏にはダクトが沢山あり、軽鉄の吊ボルトをスラブから吊ることが出来ず、止むを得ず補強材(ライトゲージ)で吊元を確保する時か、振れ止めをする作業の時に配管にスパークさせてしまったようです。

 

施工を担当した職人さんに確認したところ、当人にスパークさせた自覚は無く、どうやら、天井裏に上る時に腰袋に差してあった溶接棒が触れたのではないか? と推測されたのです。

今までにも溶接作業でのクレームは数多くあり、一番多いのはガラスを焼いたとか、床を焼いたなどです。最近では、溶接棒を付けっぱなしの放置は厳重に注意されます。中には、溶接作業自体の禁止の所もあり、すべてビス又は専用の金具を使っての作業しなければいけないゼネコンも現れています。

 

特に吊天井や役物天井、壁の開口部などは溶接作業の方が作業は簡単で早いのですが、養生などしっかりしていないと、後でとんでもない事になってしまうのです。

 

再発防止策としては、溶接作業は極力避ける。また、天井裏などの溶接作業では、溶接作業時に溶接棒の取付をして、作業終了時に、速やかに脱却させる。脚立などの昇降は、溶接棒はホルダーから外した状態でおこなうなどの注意が必要です。

 

現場では、考えられないような事が発生します。発生させた事は仕方ありませんが、この様な事例は謙虚に受け入れて、今後絶対に起こさないように周知徹底をしていきたいものです。